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<No.6>明けましておめでとうございます

昨年は1人の逝去者も無く、還暦という人生の大きな 節目を上手く越えられたようです。もっとも石崎君の様に 生体肝移植で大変な目にあった人もいますが、順調に 回復のようで何よりです。それにしても医学の進歩は すごいの一語です。

一方、最近病は気からという言葉を改めて感じます。この年になると病気の一つや二つはあって当然で、それといかに付き合うか、いかに克服するかが大事です。医者でも分からない病気はまだかなりあるそうですし、世界が船や飛行機の発達とともに益々狭くなってその分、各国の風土病も進入しやすくなっていますが、我々先進国の 成人病の大半はストレスが原因のようです。これから我々仲間の多くはわずらわしい会社の人間関係から開放されますが、他方で家族との付き合い方が益々重要になってきます。健康で長生きするためにも人生の再構築を考え実行する時期でしょう。

 

ところで今年は申年です。小泉内閣の構造改革政策で2年間、日本経済はガタガタになりましたが、このところやっと景気が底入れしたという感じです。そうは行ってもまだ薄明りが見えてきたという程度ですが、暗中模索の段階を過ぎ、徐々によい方向へ向かって欲しいものです。申年の景気は概して良いそうです。イ(人偏)をつけると伸びるという字になりますが、これはこじつけとしても、気持ちが前向きに変わることは健康と同じで、日本経済も良い方向に向くのではないでしょうか。 学者、評論家、政府、企業のトップの方々はこの時期いろんな要因を上げて分析され、今年の展望を議論されますが、人間の営みである経済問題は単純なことで大事な意思が決定なされるものです。人のこころを読む、気持ちをひきつけることが計算ずくで動くよりよほど効果は大きいと思います。この世はママならぬというのが実感ですが、今年も明るく元気に過ごしましょう。