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<No.4>構造改革不況、イラク戦争

61回目の春が巡ってきました。

この時期は万物が生き生きと活動を始める最もいい季節のように思います。梅、桃、桜などが次々に百花繚乱のショーを繰り広げ、それを毎日居ながらに鑑賞できる日本人はなんと幸せなことでしょう。近年花粉症という厄介な病気も出てきましたが、それを割り引いても春は生活行動を活性化させる重要な転換点といえるでしょう。

 

ところで今年の春は、2年続きの構造改革不況でどこでも暗い話が多く、経済指標を見てもマイナス面ばかりが目立ち、いつになったら先が見えてくるのか見当もつきません。

一方世界に目を向けると、ついにアメリカのイラク攻撃が始まり世界中が緊張感に包まれています。どちらにも言い分があり、どちらが正義なのかはその人その国のおかれた立場、というより利害得失で決められるものです。

 

歴史を紐解けば、多くは勝者の立場からの事実の解説であり、また時代が変わりそのときの勝者の立場で見ると、全く逆の評価にもなるものです。

この戦争を個々人としてはただ傍観するか、事態を冷静に把握分析し自分なりに家族、地域社会、日本の問題として毅然と行動するか、日米同盟の一員として避けては通れない問題です。

イラク戦争は早晩終わるでしょうが、世界の秩序は再び大きく変わるでしょう。そして日本はまだ肝心の北朝鮮問題が 未解決で、これをクリアし、更に構造改革を達成するには途方もないエネルギーが必要です。

結局自分の生活は自分で守る、未来は自分で切り開く、我々戦中戦後生まれの団塊の世代は死ぬまで頑張り続けるしかないでしょう。

 

健康に留意してください。